遠藤といえば、端正なルックスと正攻法の取り口で高い人気を集めた力士です。ですが、経歴や本名の四股名の理由、現在の立場まで詳しく知っている人は意外と多くありません。この記事では、アマチュア横綱・国体横綱として活躍した学生時代から幕内での活躍、怪我との闘い、引退後の北陣親方としての歩みまでを、公開情報にもとづいてわかりやすく整理します。
遠藤とは?プロフィール・番付・成績を一挙紹介

遠藤は学生相撲の実績を引っ提げて角界入りし、史上最速級の出世で注目を集めた元小結です。
2026年3月時点では現役を引退し、年寄の北陣聖大として追手風部屋に所属しています。
基本プロフィール|本名・年齢・身長体重・出身地
遠藤の基本プロフィールは以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
| 本名 | 遠藤聖大 |
| 生年月日 | 1990年10月19日 |
| 出身地 | 石川県鳳珠郡穴水町 |
| 身長 | 184.0センチ |
| 体重 | 144.0キロ |
| 所属 | 追手風部屋 |
| 最高位 | 小結 |
得意技は突っ張り・左四つ・寄りで、正攻法の取り口が持ち味でした。
参考: 日本相撲協会公式サイト
最新の番付と直近場所の成績
2026年3月時点の最新状況は、現役番付ではなく引退しています。
日本相撲協会の力士プロフィールには引退の表示があり、引退場所は令和7年11月場所と記載されています。直近の現役期は幕内中位で白星を重ねていましたが、その後に現役生活へ幕を下ろした流れです。
参考: 力士を探す – 日本相撲協会公式サイト 大相撲 遠藤ー玉鷲<令和7年三月場所・9日目>SUMO
遠藤の相撲経歴|学生横綱から幕内力士への軌跡

遠藤の特徴は、アマチュア時代の実績をそのままプロでの急成長につなげた点です。
少年期から学生横綱、そして史上最速級の新入幕へと続く歩みは、角界でも屈指のサクセスストーリーでした。
石川県穴水町での少年時代と相撲との出会い
遠藤は石川県穴水町で育ち、幼少期に父親の勧めで相撲教室へ通ったことが競技との出会いでした。
礼儀や忍耐を身につけてほしいという家族の思いがきっかけで、やがて本格的に相撲へ打ち込みます。
さらに相撲を続ける環境を求め、12歳で親元を離れて金沢へ移った経験は、早い段階で競技人生の覚悟を固めた転機といえます。。
日本大学相撲部での活躍|学生横綱・アマ横綱を獲得
遠藤は日本大学経済学部へ進学し、学生相撲のトップ選手として頭角を現しました。
4年次には全日本相撲選手権で優勝してアマチュア横綱となり、国体成年個人でも優勝しています。
学生横綱級の実績をそろえたことで幕下付け出し資格を得て角界入りでき、これがのちのスピード出世の土台になりました。
2013年入門から史上最速クラスの新入幕達成
遠藤のプロ入り直後の昇進速度は異例でした。2013年3月場所で初土俵を踏み、同年7月場所で新十両、さらに9月場所で新入幕を果たしています。
幕下付け出しから所要3場所での新入幕は史上最速級で、本人も引退回顧動画でこのスピード出世を大きな節目として振り返っています。
参考: 遠藤 土俵人生12年を振り返る
幕内での戦い|三役挑戦と怪我との闘い
幕内では人気先行ではなく、実力でも上位へ食い込んだのが遠藤のすごさです。
公式プロフィールでは新三役が2018年5月場所、最高位が小結と確認できます。
ただし膝の大きな怪我に苦しみ、2025年には7月に右膝、9月に左膝の手術を受け、11月1日に引退と年寄『北陣』襲名が正式発表されました。
参考: 引退会見 動画
遠藤の四股名はなぜ本名?その理由と背景を解説

遠藤といえば、本名をそのまま四股名にした珍しさも大きな話題でした。
派手な改名をしなかったことが、むしろ遠藤という名のブランド力を高めたともいえます。
力士の四股名に関する一般的なルールと慣習
四股名は、出身地・縁起のよい字・部屋の伝統・師匠の思いなどを反映して付けられることが多い名称です。本名のまま戦う力士もいますが、角界では途中で改名して印象を強める例も少なくありません。
そのため、入門時から注目度が高かった遠藤が最後まで本名で通した点は、かなり印象的でした。
遠藤が本名を名乗り続ける理由と師匠の意向
公開情報で確認できる直接の理由は、勝ち続けている流れを変えないためでした。
十両優勝から新入幕へと快進撃が続いたことで、あえて四股名を変えず本名の遠藤で土俵に上がり続けたとされています。
結果として本名のまま人気も実績も積み重ね、遠藤という二文字がそのまま看板になりました。
遠藤はなぜ人気?ファンを惹きつける3つの理由
遠藤の人気は一時的なブームではなく、見た目・相撲内容・人柄の三つがそろっていたことに支えられていました。ここを押さえると、なぜ長く応援され続けたのかがよくわかります。
角界随一の端正なルックスと女性人気
遠藤はデビュー直後から端正なルックスで注目され、いわゆるイケメン力士として女性ファンを大きく増やしました。
ただ見た目だけで話題になったのではなく、強さも伴っていたため、角界の新しいスターとして定着しやすかったのです。
正攻法で魅せる本格派の取り口
遠藤の相撲は、奇をてらうよりも正面から組み止めて勝ち切る本格派です。
得意技は突っ張り・左四つ・寄りとされており、基本に忠実な取り口が魅力でした。こうした相撲は勝っても負けても内容が伝わりやすく、玄人筋からも評価を集めやすい型です。
礼儀正しく謙虚な人柄
引退会見では、遠藤は多くの応援への感謝を繰り返し語り、悔いは一切ないと静かに言い切りました。
地元イベントでも、応援タオルが支えになったことや今後は親方として恩返ししたいことを丁寧に話しています。土俵外での落ち着いた受け答えと謙虚さも、長く愛された理由のひとつです。
遠藤の得意技と取り口の特徴

遠藤の技術面を一言でいえば、基礎の強さと足腰の柔らかさを生かす技巧派です。派手な大技一辺倒ではなく、組んでからの安定感と間合いの良さに持ち味がありました。
左四つ・寄りの強さ
遠藤は相手の懐に入って廻しを取ると力を発揮し、寄りで前へ出る形に強みがありました。
柔らかい下半身と土俵際の粘りがあるため、体勢が崩れても残せる点が技術型らしい持ち味です。
決まり手の傾向と技術的な強み
過去6場所の決まり手傾向は寄り切り34パーセント、押し出し15パーセント、叩き込み13パーセントです。
この数字からも、廻しを生かした前進力が勝ち筋の中心で、必要に応じて押し相撲にも対応できる幅広さがわかります。基本に裏打ちされた取り口だからこそ、相手のタイプが変わっても大崩れしにくいのが遠藤の強みでした。
横綱・大関との対戦成績と戦い方
遠藤は上位陣相手にも見せ場を作り、通算7個の金星を獲得しています。
内訳は白鵬から2個・鶴竜から4個・稀勢の里から1個で、上位戦でも臆せず前へ出る姿勢が光りました。2014年3月場所には、ざんばら髪のまま大関稀勢の里を破る印象的な勝利もあり、技術と度胸を示しました。
遠藤の所属する追手風部屋と師匠について

遠藤を語るうえで、長く身を置いた追手風部屋の存在は欠かせません。
現役時代の土台を作った場所であり、引退後も北陣親方として同じ部屋に残っています。
追手風部屋の歴史と特徴
追手風部屋は遠藤の入門時から引退後まで一貫して所属先となっています。
部屋の稽古風景では、四股やぶつかり稽古など基礎を重視する雰囲気がうかがえます。華やかな人気だけでなく、土台づくりを大切にする環境が遠藤の相撲を支えていたと考えられます。
参考: 【追手風部屋の朝稽古 <令和6年名古屋場所前>SUMO
師匠・追手風親方との関係とエピソード
引退会見では、師匠からよく頑張った・お疲れさまという言葉を掛けられたと遠藤本人が明かしています。
進退についても一人で決めたのではなく、家族とともに相談しながら進めたと語っており、周囲との信頼関係の深さが伝わります。
厳しい世界で長く戦えた背景には、師匠との堅実な関係づくりもあったのでしょう。
遠藤の私生活|結婚・家族・趣味について

遠藤は人気力士でありながら、私生活を過度に切り売りしないタイプでした。
そのため公開情報は限られますが、わかっている範囲を整理すると人物像がより立体的に見えてきます。
結婚や家族に関する公開情報
2019年10月に、同年5月に一般女性と結婚していたことを公表しています。家族の詳細は多く語られていませんが、幼少期に父親が相撲教室へ通わせたことや、祖父が牡蠣の養殖をしていた話が残っています。
こうしたエピソードからも、地元の家族に支えられて相撲人生を築いてきたことがうかがえるでしょう。
趣味・休日の過ごし方
趣味についての詳細な公式公表は多くありません。
ただ、地元イベントでは祖父の牡蠣養殖の思い出を語るなど、能登の暮らしや食の記憶を大切にしている様子が見られます。現役中も派手な私生活より、家族や応援してくれる人たちとのつながりを重んじる姿勢が印象的でした。
遠藤の年収・収入はどのくらい?

遠藤個人の正確な年収は公開されていません。
元幕内上位経験者としてどんな収入構造だったかを押さえることが、このテーマでは大切です。
番付別の月給と遠藤の推定年収
遠藤個人の月給や年収を示す公開資料は確認できません。
ただし幕内経験者の収入は、力士としての給与に加えて懸賞金・各種賞金・人気に伴うグッズ売上などが重なるのが一般的です。
遠藤は小結まで昇進し高い人気もあったため、角界でも収入機会の多い力士だったと考えるのが自然です。
懸賞金・賞金・副収入の仕組み
遠藤は金星7個・殊勲賞1回・敢闘賞1回・技能賞4回という実績があり、実績面でも収入増につながる要素を備えていました。
また、応援タオルなどのグッズがファンの支えになっていたと本人が語っており、人気力士ならではの副次的な収益機会も大きかったと見られます。
一方で懸賞の総額や個別スポンサー収入は公表されていないため、具体的な年収の断定は避けるべきでしょう。
遠藤の取組を見る方法|観戦・視聴・グッズ情報

2026年現在、遠藤は現役ではないため、新たな取組を生観戦することはできません。
その一方で、過去の名勝負や引退後の活動は動画や関連グッズを通じて今も追いかけられます。
本場所で生観戦するには
遠藤本人の現役取組を本場所で見ることは、引退済みのためできません。
ただし、追手風部屋所属の年寄として会場で姿を見かける可能性はあり、部屋ゆかりの力士を応援する楽しみ方は残っています。
現地観戦を考える場合は、追手風部屋や石川県ゆかりの力士に注目すると楽しみやすいです。
テレビ・ネット配信で視聴する方法
過去の遠藤の取組や特集を見たいなら、日本相撲協会の公式YouTubeが手軽です。
引退を振り返る公式動画・引退会見があり、現役晩年までの姿をまとめて追えます。
参考: 遠藤 土俵人生12年を振り返る ・ 遠藤引退北陣襲名会見
応援グッズ・化粧まわし情報
応援グッズについては、本人が地元イベントで遠藤のタオルが大きな支えになったと語っており、タオル類の人気が高かったことがわかります。
化粧まわしのスポンサーについては公開情報では確認できないため、企業名の紹介は控えます。
遠藤に関するよくある質問
遠藤の怪我の状態・現在のコンディションは?
A: 現役時代は手術とリハビリを必要とする怪我に苦しみましたが、2026年現在は現役を引退し、北陣親方として後進指導にあたっています。
遠藤のライバル・同世代の力士は誰?
A: 公開情報で象徴的に語られる相手は、金星を挙げた白鵬、鶴竜、稀勢の里です。特定の同世代ライバルを公式に整理した資料は、今回の情報源では確認できませんでした。
遠藤は引退後どうなる?親方になる可能性は?
A: 可能性ではなく、すでに実現しています。遠藤は2025年11月に引退し、年寄北陣を襲名して追手風部屋で後進の指導にあたっています。
遠藤の化粧まわしのスポンサーは?
A: 今回の検証済み情報源では、化粧まわしのスポンサー名を特定できませんでした。誤情報を避けるため、企業名の断定はしないのが適切です。
まとめ|遠藤の魅力と今後の活躍に期待
遠藤の魅力をまとめると、人気先行ではなく実績と人柄がしっかり伴っていた点にあります。以下のポイントがその証といえます。
- 本名のまま史上最速級で新入幕した希少な存在
- 小結まで上がり金星7個を挙げた実力派
- 左四つと寄りを軸にした正攻法の取り口が魅力
- 引退後は北陣親方として追手風部屋で後進を指導
現役の遠藤はもう見られませんが、公式動画を見返せばその美しい相撲と誠実な人柄は今も十分に伝わります。今後は北陣親方として、どんな弟子を育て角界にどんな足跡を残すのか、これからの歩みにも注目したいところです。


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