「相撲協会って何をしている組織なの?」「正式名称や連絡先を知りたい」「チケットの買い方や力士になる方法は?」——そんな疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。日本相撲協会は、国技・大相撲を運営する公益財団法人であり、本場所の開催から力士の養成、伝統文化の継承まで幅広い事業を手掛けています。本記事では、正式名称・組織図・役割から問い合わせ先まで、相撲協会のすべてを徹底解説します。
相撲協会の基本情報まとめ【正式名称・住所・電話番号】

まず、日本相撲協会の基本情報を一覧で確認しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 公益財団法人 日本相撲協会 |
| 英語名 | Japan Sumo Association |
| 設立 | 1925年(大正14年)1月28日 |
| 公益財団法人認定 | 2014年(平成26年)2月 |
| 所在地 | 〒130-0015 東京都墨田区横網1丁目3番28号(両国国技館内) |
| 電話番号 | 03-3623-5111(代表) |
| 公式サイト | https://www.sumo.or.jp |
本部は東京都墨田区の両国国技館内に置かれており、アクセスはJR総武線「両国駅」西口から徒歩約2分です。
公益財団法人として内閣府の認定を受けており、法人番号や各種公式情報は日本相撲協会公式サイトから確認できます。

相撲協会の役割と5つの主要事業

日本相撲協会は、単に相撲の試合を開催するだけの団体ではありません。
その役割は大相撲の興行運営・力士の育成・文化の継承・国際普及・施設管理と多岐にわたります。
公益財団法人としての位置づけ
日本相撲協会は、2014年(平成26年)2月に公益財団法人として認定されました。
それ以前は財団法人として活動していましたが、公益法人制度改革に伴い現在の形に移行しています。
公益財団法人とは、公益目的事業を主たる目的として設立された法人であり、内閣府または都道府県知事の認定が必要です。
相撲という日本の国技・伝統文化を守る活動が「公益目的事業」と認められたことで、税制上の優遇措置も受けています。
公益財団法人の根拠法は公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律(e-Gov法令検索)に定められています。
本場所運営・力士養成・巡業など事業内容一覧
日本相撲協会が手掛ける主な事業は以下の5つです。
- 本場所の運営:年6場所(1月・3月・5月・7月・9月・11月)を各地の国技館・会場で開催
- 力士・行司・呼出しの養成:各相撲部屋と連携した人材育成と教育
- 大相撲巡業:国内各地や海外での巡業公演(地方場所・海外公演)の企画・実施
- 相撲文化の普及・継承:相撲博物館の運営、資料の保存・公開、普及活動
- 国際交流・海外普及:海外公演の実施や国際相撲連盟との連携
両国国技館には相撲博物館も併設されており、番付表や化粧まわし、錦絵など貴重な資料を無料(観覧席入場者は無料)で見学できます。
また、2025年には協会設立100周年の記念事業も実施され、その模様は公式YouTubeチャンネルでも公開されました。
相撲協会の組織図と意思決定の仕組み

日本相撲協会の組織は、公益財団法人として法令に基づいた厳格なガバナンス体制を構築しています。
大きく分けると評議員会・理事会・監事の三機関が相互にチェック機能を果たす構造になっています。
理事会・評議員会・監事の役割と構成
- 評議員会:協会の最高意思決定機関。理事・監事の選解任、定款変更、重要財産の処分など重要事項を決議します。評議員は親方(年寄)から選出されます。
- 理事会:業務執行機関。理事長・副理事長・各委員会を統括し、日常業務の方針決定を行います。理事定数は10名以内(うち外部理事2名以上)。
- 監事:財務・業務執行の監査を行う独立機関。外部有識者が就任することが多く、透明性確保の役割を担います。
- 各委員会:競技・審判・広報・普及などの専門委員会が設置され、各分野を担当。
外部理事・外部評議員の登用は、2010年以降のガバナンス改革の柱の一つとなっており、協会の透明性向上に貢献しています。
現理事長は誰?歴代理事長も紹介
2026年現在の理事長は八角信芳(はっかく のぶよし)氏です。
元横綱・北勝海として活躍した八角親方が2015年から理事長を務めており、現在も協会のトップとして改革を主導しています。
歴代の主な理事長は以下の通りです。
| 氏名(年寄名) | 在任期間 | 現役時の四股名 |
|---|---|---|
| 武蔵川 喜偉 | 2008年〜2010年 | 横綱・三重ノ海 |
| 放駒 浩 | 2010年〜2012年 | 大関・魁傑 |
| 北の湖 敏満 | 2012年〜2015年 | 横綱・北の湖 |
| 八角 信芳 | 2015年〜現在 | 横綱・北勝海 |
相撲部屋と親方(年寄)の関係
日本相撲協会の構成員は年寄(親方)・力士・行司・呼出し・床山などで構成されています。
相撲部屋は協会の直轄機関ではなく、各親方が独自に主宰する稽古・生活の場です。
親方(年寄)になるためには年寄名跡(株)を取得する必要があり、現役引退後に協会が認定した名跡を襲名することで協会員として継続的に活動できます。
年寄名跡の数は105あり、各名跡は相撲部屋の師匠や協会役員として機能します。
部屋の師匠は所属力士の生活・稽古・礼儀作法を全面的に管理する責任を持ち、協会との窓口にもなります。
2026年2月には照ノ富士が引退し伊勢ヶ濱を襲名する披露大相撲が行われるなど、名跡継承は伝統的な節目となっています。
相撲協会の収入源と力士・親方の給料

日本相撲協会の財政規模や力士・親方の報酬は、一般にはあまり知られていません。
公益財団法人として情報公開が義務付けられており、収支計算書・貸借対照表などは公式サイトで閲覧できます。
本場所・巡業・NHK放映権料の収入構造
協会の主な収入源は以下の通りです。
- 本場所の入場料収入:年6場所×15日間の観客動員による売上。両国国技館の収容人数は約1万1,000人。
- NHKへの放映権料:NHKが大相撲を独占放送しており、放映権料は協会の主要な安定収入となっています。推定では年間数十億円規模とされます。
- 巡業収入:国内地方巡業・海外公演による興行収益。
- 協賛・懸賞金の一部:取組に付く懸賞金のうち、一部が協会の運営費に充当されます。
- グッズ・出版物の販売:番付表・公式グッズ・DVDなどの物販収入。
- 施設使用料:両国国技館のコンサートやイベント貸し出しによる収益。
協会の年間収益は概ね100〜150億円規模と報じられており、そのうち放映権料と本場所収入が大きな柱を占めています。
力士・親方の年収はいくら?報酬の目安
力士の報酬は番付(地位)によって大きく異なります。
| 地位 | 月給(基本給)の目安 |
|---|---|
| 横綱 | 約300万円 |
| 大関 | 約250万円 |
| 三役(関脇・小結) | 約180〜200万円 |
| 前頭(幕内) | 約140〜175万円 |
| 十両 | 約110万円 |
| 幕下以下 | 給料なし(奨励金・手当のみ) |
基本給のほかに、場所手当・懸賞金・優勝賞金・各種褒賞金なども加算されます。
横綱が年間を通じて優勝・特別賞を獲得した場合、年収は1億円を超えるケースもあります。
親方(年寄)の報酬は役職によって異なり、理事クラスで月額約100〜150万円程度とされています。
なお、幕下以下の力士には給料が支給されず、生活は部屋の師匠が面倒を見る形となっているため、入門後の経済的な安定は十両昇進が一つの目安です。
相撲協会への問い合わせ・各種手続き方法

相撲協会に関する問い合わせや各種手続きは、窓口・方法ごとに異なります。
以下では、読者からよく寄せられるシーン別に具体的な方法をご紹介します。
大相撲チケットの購入方法と入手先
大相撲のチケットは主に以下の方法で購入できます。
- チケット大相撲(公式):協会公式のチケット販売サイト。チケット大相撲(ぴあ)から購入可能です。
- 電話・窓口購入:両国国技館のチケット売り場でも当日券・前売り券の販売があります。
- 大相撲公式ファンクラブ:ファンクラブ会員は先行予約の特典があり、人気場所の確保に有利です。
席種はマス席(4人用・2人用)・椅子席・溜席(砂かぶり)などがあり、料金は席種によって異なります。
溜席(砂かぶり)は抽選制で、前日までに協会公式サイトから申し込む必要があります。
人気場所は発売直後に完売することも多いため、一般発売日のスケジュールを事前に確認しておくことが重要です。
力士になるには?入門条件と新弟子検査の流れ
力士を目指す場合、まず相撲部屋への入門が必要です。
入門条件の主な基準は以下の通りです。
- 年齢:中学校卒業以上、23歳未満(義務教育修了が条件)
- 身体条件:身長167cm以上・体重67kg以上(目安)
- 健康状態:新弟子検査で医師による健康診断を実施
- 学力検査:義務教育修了程度の学力確認
新弟子検査は本場所初日の前週に開催され、身体検査・運動能力検査が行われます。
合格後は所属部屋での稽古が始まり、初土俵を踏むことになります。
詳細は日本相撲協会公式サイトにて確認してください。
相撲協会の採用情報・就職するには
力士・親方以外にも、協会職員(事務局スタッフ)として働く道があります。
採用情報は公式サイトの「採用情報」ページに掲載されており、募集がある際に告知されます。
主な職種としては総務・広報・チケット販売・施設管理・国際交流などがあります。
採用の詳細・応募方法については、日本相撲協会公式サイトの採用情報ページを定期的に確認することをお勧めします。
一般の問い合わせ先・取材申請窓口
一般の問い合わせや取材申請は以下の窓口を利用してください。
- 代表電話:03-3623-5111(平日9:00〜17:00)
- 公式サイトのお問い合わせフォーム:https://www.sumo.or.jp の「お問い合わせ」ページから送信可能
- 取材・報道関係:広報部宛てに公式サイト経由でお問い合わせください
- チケット関連:チケット大相撲(https://md.pia.jp/sumo/)のカスタマーサポートへ
取材申請は原則として事前申請・許可制となっており、特に本場所・稽古場・控室などへの立入は広報部への事前許可が必要です。
相撲協会の歴史と近年のガバナンス改革

日本相撲協会は100年を超える歴史を持つ組織です。
その歩みは日本の近現代史とも深く結びついており、幾度かの改革を経て現在の姿に至っています。
設立から現在までの歩み【年表付き】
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1925年(大正14年) | 大日本相撲協会として設立 |
| 1925年 | 本場所を年2場所から年3場所に増加 |
| 1946年(昭和21年) | 日本相撲協会に改称 |
| 1958年(昭和33年) | 年6場所制に移行(現在の制度) |
| 1985年(昭和60年) | 新両国国技館開場 |
| 2010年(平成22年) | 野球賭博問題を受けガバナンス改革開始、外部理事導入 |
| 2014年(平成26年) | 公益財団法人に移行 |
| 2018年(平成30年) | 暴行問題・八角体制強化とコンプライアンス規定整備 |
| 2025年(令和7年) | 創立100周年記念事業を実施 |
| 2026年(令和8年)現在 | 八角理事長体制のもと改革継続、YouTubeなどデジタル発信強化 |
過去の不祥事と改革への取り組み
日本相撲協会はこれまで複数の不祥事に直面し、そのたびに組織改革を迫られてきました。
主な問題と対応策:
- 野球賭博問題(2010年):複数の力士・親方が関与。外部有識者による調査委員会が設置され、外部理事・外部評議員の導入という大規模なガバナンス改革が実施されました。
- 八百長問題(2011年):携帯メールによる八百長が発覚し、春場所が中止に。関与力士・親方の引退・解雇処分が行われ、コンプライアンス委員会が設置されました。
- 横綱暴行問題(2017〜2018年):横綱・日馬富士による暴行事件が発生。危機管理委員会の強化と暴力根絶宣言が出されました。
- 女性の土俵入り問題(2018年):巡業先で救命処置を行った女性に退場を求めた問題で社会的批判を受け、対応マニュアルの整備が進みました。
現在はコンプライアンス委員会・危機管理委員会・ハラスメント相談窓口が整備され、外部弁護士も関与した第三者的チェック機能が機能しています。
デジタル分野でも改革が進んでおり、公式YouTubeチャンネルの充実や部屋ごとの情報発信が積極化しています。
相撲協会に関するよくある質問

相撲協会について多くの方が疑問に思うポイントをQ&A形式でまとめました。
相撲協会の正式名称と英語名は?
Q. 相撲協会の正式名称と英語名を教えてください。
A: 正式名称は「公益財団法人 日本相撲協会」です。英語名は「Japan Sumo Association」(略称:JSA)となります。「相撲協会」や「大相撲協会」と呼ばれることもありますが、正式には「日本相撲協会」が正しい名称です。法人番号は内閣府の公益法人情報公開システムでも確認できます。
相撲協会の所在地とアクセス方法は?
Q. 相撲協会の所在地とアクセスを教えてください。
A: 所在地は〒130-0015 東京都墨田区横網1丁目3番28号(両国国技館内)です。アクセスはJR総武線「両国駅」西口から徒歩約2分、都営大江戸線「両国駅」A1出口から徒歩約5分です。両国国技館は相撲博物館も併設しており、場所中以外でも見学が可能です。
女性は土俵に上がれる?現在の見解
Q. 女性は土俵に上がることができないのですか?
A: 日本相撲協会の現行規定では、本場所の土俵は男性のみ使用できるとされており、女性が競技として土俵に上がることは認められていません。これは「土俵は神聖な場所であり女性は不浄である」という伝統的な宗教的慣習に基づくものです。2018年に救命処置を行った女性への退場要請が社会問題となり、緊急時の対応マニュアルは整備されましたが、女性の土俵入り自体については2026年現在も変更されていません。なお、女子相撲の競技団体は別に存在しており、国際相撲連盟(IFS)では女性競技も行われています。

まとめ

本記事では、日本相撲協会について基本情報から組織構造・収入・各種手続き・歴史まで徹底解説しました。
- 正式名称は「公益財団法人 日本相撲協会(Japan Sumo Association)」で、東京都墨田区の両国国技館内に本部を置く。
- 5つの主要事業(本場所運営・力士養成・巡業・文化継承・国際交流)を通じて国技・大相撲を支えている。
- 組織は評議員会・理事会・監事の三機関で構成され、2026年現在の理事長は八角信芳氏(元横綱・北勝海)。
- 力士の報酬は番付によって大きく異なり、横綱の月給は約300万円、幕下以下は給料なし。
- チケット購入・入門・採用・問い合わせはそれぞれ専用の窓口・方法が用意されており、公式サイトを起点に手続きが可能。
大相撲をもっと深く楽しみたい方は、日本相撲協会公式サイトや公式YouTubeチャンネルを定期的にチェックすることをお勧めします。
https://www.youtube.com/channel/UC6ZZhovRZpUA4VafgBdECZQ

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